村上春樹『猫を棄てる 父親について語るとき』

本棚#14

 村上春樹が猫・幼少期・父親について回顧する短編小説的エッセイ。いろいろなことがすごく綺麗に繋がっていて、いかに優れた文学的センスを持っているかよくわかる。この後に出された『一人称単数』は全く良いと思わず、いつまでこんなことをやっているのだろうと感じたが、この本はとても素敵な読書体験を運んでくれました。ゲンさんに貸してもらったので手元にないのですが。

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