クノー『地下鉄のザジ』

本棚#11

名作。めちゃくちゃ面白いですよね。

忘れられないのが、「緑」という名のオウムが「喋れ、喋れ、それだけが取り柄さ」と繰り返すこと。単に可笑しいだけでなく、小説に推進力をもたらす技法なのではないかと思う。実際、みんな喋りまくって目まぐるしく物語は進む。

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